- 研修期間
- 2021年9月~2022年2月
- 会場
- 三条鍛冶道場、高橋研磨工業所
ご指導をいただいた講師
- Aコース
- 日野浦刃物工房 代表 日野浦 司氏
増田切出工場 代表 増田 健氏 - Bコース
- 高橋研磨工業所 代表 高橋 薫氏
Aコース
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義平刃物 太田 伸基
苦労…鋼のつやだし
色々な研石を使い鋼がぼやけずに研げた。成形アイデアがなかなかうかばなかった。
工夫…グリップをまいて持ちやすさを上げた。できるだけ小さくしてみた。 -
(株)近藤製作所 金井 昭太
今回で2回目の参加だったため、前回の反省や失敗を踏まえて各工程を行いました。日々の仕事などを通じて得た知識や経験のおかげで講師のお二方や他の受講生が伝えたいことを理解できるようになったと感じました。
一年前と比べて、上達したところやまだ努力が必要なところを自覚することができたのが、今回の事業を終えての一番の収穫です。 -
(株)近藤刃物製作所 近藤 健文
スプリングハンマーを使用せず手打ちでの鍛造は大変ではありましたが、包丁の形にするための叩き方や叩く順番をじっくり学ぶ事ができました。
裏スキ、刃卸し工程では鍬製造であまり使用しない送り回転の砥石の扱いに苦労しましたが、講師の方に指導頂き完成する事ができました。
鍬製造とは違う技術を学ぶ良い機会となりました。 -
(有)平木鋏製作所 秋元 純也
今回は鉈を作りました。鋏造りで学んできたことを生かして何とか形にすることが出来ました。途中で鉈の各部位の意味について日野浦さんに教えて頂き、今も残り続けている道具にはそれだけ先人達の知恵が詰まっていると実感しました。
形にするのが精一杯で使うことを考える余裕がありませんでしたが、これが今の自分の実力だと思って今後も精進していきます。 -
(有)平木鋏製作所 稲垣 良博
今回、製造する刃物は鉈になった。鉈を作ったことはないのでとても楽しく作業をすることができた。1本目と2本目は鍛造で薄くしてしまい鋼が厚くなり、鋼の割合が多くなってしまって焼き入れで大狂いし、その狂いをとったときに割ってしまった。
2本とも割ってしまい3本目、4本目の製造を始め、前の改善点を踏まえて製造を行いかなりよくできたと思う。 -
(株)髙儀 赤坂 祐二
火造りで延ばし過ぎて時間と材料を無駄にしてしまいました。
急拵えで何とか造ってみたものの、延ばし足りなかったり、ベタ裏にしてしまったりと。
ナイフのような個性的な包丁になりました。只、失敗も良い経験になりました。
又、機会が有りましたら、もっと良い物を造りたいし造れるような気がします。
講座に参加させて頂き、ありがとうございました。 -
(株)髙儀 佐藤 克己
地金に鋼を付ける作業が最も難しかったです。4回試みて一度も成功しませんでした。
結局鋼の線が残ってしまいそれを消すため刃が薄くなってしまいました。しかし何とか仕上げる事が出来たのも、講師の先生方をはじめ周りの受講生の方のおかげです。ありがとうございました。 -
(株)髙儀 佐野 裕介
初めての鍛造作業だったこともあり苦労した点は鉄と鋼を張り付ける工程での炎の温度加減の部分です。今回包丁を製造するにあたって工夫した点はあえて鉄を長めになる様に叩いて柳刃包丁の様に仕上げた所です。
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増田切出工場 小島 夕葵
鋼付けをした後の肉を作る過程がとても難しかった。
薄くなり過ぎてしまったり、横幅を出せず縦に伸びすぎてしまったりとどこをどう叩いたらどう伸びるのか、中々感覚を掴む事ができず難航した。切れる包丁を作るためにはただ包丁の形を作るのではなく立体的に考えて叩く事が必要なのだと改めて勉強になった。 -
水野製作所(株) 金田 祥平
鍛造・鍛接や日頃の業務では扱われない水砥石での研ぎを学ぶために受講したが、コツが掴めず思っていたようには研げなかった。
しかし、回数を重ねるうちに新しい発見や、更なる課題を見つけることが出来たので次の製作に活かしていこうと思う。
Bコース
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下村工業(株) 五十嵐 正彦
今回の実技講座で、鍛造品のはさみの表面磨きを行いました。
磨きの作業自体に今まで経験がなかったため、作業時の基本的な姿勢、各工程で使用する道具等、1から学びながらの受講となりました。
作業を進めていくなかで、品物を磨く角度により表面の仕上がり方に違いが出ることに気づき、その点に注意しながら作業を行いました。
今回の講座で学んだことを自分の普段の作業に活かせていければと思います。 -
トップ工業(株) 小林 雄大
モンキーレンチの平面と頭部の仕上げ磨きを行いました。
平面がテーパー形状になっており非常に苦労しました。100%の出来栄えとはなりませんでしたがスタート時よりはるかにキレイに仕上げることが出来るようになりました。
高橋さんのご指導のおかげです。本当にありがとうございました。 -
トップ工業(株) 高野 純
モンキーレンチの頭部の仕上げ研磨をやりました。特に平面研磨は先端に行くほど薄くなるテーパー状の形をしておりペーパーへの当て方に気を付けました。
上下に小刻みに動かしながら左右に送り当てる面積の少ない所はタレないように注意しました。 -
(株)山村製作所 渡辺 重紀
実技講座で腕の位置、動かし方やサイザル、バフの方向や力加減など教わり細かい傷の消し方など今まで分からなかった事を色々学ばせて頂きました。
今後の仕事で早く生かしていきたいです。