- 研修期間
- 2019年8月~2019年12月
- 会場
- 三条鍛冶道場、高橋研磨工業所
ご指導をいただいた講師
- Aコース
- 日野浦刃物工房 代表 日野浦 司氏
増田切出工場 代表 増田 健氏 - Bコース
- 高橋研磨工業所 代表 高橋 薫氏
Aコース
刃物製作のための鍛接(鋼付け)から焼入れ、刃付けまで、一連の製造工程を実践し、見事にオリジナル作品を完成させました。
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下村工業(株) 高橋 徹
初めての事だったので工夫はできませんでしたが、鉄に鋼を付ける所で温度が高すぎたりすると鋼が溶けたりして難しかったです。
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(有)平木鋏製作所 稲垣 良博
初めて作る物だったので、詳しく聞きながら時間をかけて製作をした。砥石がキレイにあたるように作ることを意識したが、先の方がだれてしまった。難しかった。
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(有)平木鋏製作所 秋元 純也
今回の継承事業では、裁ち鋏モドキを作りました。木鋏と比べ、特に持ち手の形状が大きく違うので作り方は、動画を参考にしながら再現しました。正直、切れ味はぜんぜんですが、全10回を通し、見れる形にすることが出来たので一段落したと思っています。次に、挑戦するときは、今回の反省点を課題に、より良いものを目指したいと考えています。
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日野浦刃物工房 福迫 泰洋
特に気をつかったのは、手鎚での叩き方です。~厚すぎず薄すぎず、そして自分の決めた幅や長さに伸ばしていく~ 基本ではありますが、鍛冶という難しさを改めて体験しました。
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水野製作所 津畑 俊宏
和包丁を造るのは、今回が始めてだったので、講師の方に教わりながら製作しました。裏スキの部分を造るのに苦労しましたが、他は上手く出来たので、切れ味の良い包丁が造れました。伝統的な包丁や切出の造り方を詳しく学べたので、大変良い経験になりました。
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吉金刃物製作所 土屋 大海
裏面をきれいに仕上げるのが、特に苦労しました。仕上げていく途中で、切り出しの厚さが薄くなってしまったので厚めに作りました。
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吉金刃物製作所 市川 祐介
今回は、裏すきも手砥で研磨しましたが、なかなか目が通らず難しかったです。次回の課題です。全体の形は、昨年より良くなりましたが、やはり砥ぎが難しいと改めて実感しました。
Bコース
各種金属加工における研磨技術研修後の鏡面仕上げの作品です。
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(株)五十嵐プライヤー 土田 歩
作業時の姿勢に変な癖がついていたので、教えていただいた正しい姿勢を維持した状態で均一の力加減でスムーズに作業できるようになるまで苦労しました。
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下村工業(株) 五十嵐 賢太
サテン仕上げ、磨き時にスコッチの方向、同じ方向に線が入るように気をつけた。皿部分の形によって磨き方を変えて、ムラがないように工夫した。
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(株)ハイサーブウエノ 古川 翔平
無駄なく幅狭く研磨する所が苦労した。一定のリズム、力加減など細かい所を工夫しながら作業した。
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水野製作所 金田 祥平
細かい曲面の処理や焼きの入りを考慮しながらの研磨に苦労した。今回は、手助けして頂いた箇所がいくつかあったので、次の機会があれば、これらの箇所を自力で研磨できるよう頑張りたい。